「部下が失敗ばかりで…」
「あいつは仕事ができない」
上記のような言葉を発する上司がいますね。
しかしながら大抵の場合ダメな部下は上司が作り出しています。
こういった上司の指導の仕方を見てみましょう。
部下が失敗したとき
「なんでそんな失敗をするんだ!」
「なぜ失敗をしたのか考えてみろ」
「やっぱりお前はダメな奴だ」
部下が成功したとき
「たまにはやるね」
「俺の言うとおりにしたから上手く行った」
「珍しい」
↑最悪ですね。上記のような上司の元ではどんな部下が出来上がるでしょうか?
「俺は仕事が出来ない人間なんだ」
「いつも失敗ばかり…なんでだろう」
「上手く行くなんて珍しい、なにかあるはず…」
出来ない部下が出来上がりました。
人間というのは他人に投げられた言葉や自分の自分に対するイメージで成り立っています。
例えば
「私は出来る人間だ」
「私は愛情豊かな人間だ」
「私は家族を大切にしている人間だ」
以上のように自分のイメージがある人間はそのイメージ・価値観に沿って行動します。
ですので上司の指導の仕方1つで部下のやる気・生産性・あり方は大きく変わってきます。
良い上司の場合は
部下が成功したとき
「さすが~だ」
「君ならうまくやれると思っていた」
「やはり君は出来る人間だね」
「君はこの仕事に向いている」
部下が失敗したとき
「君らしくないね、次はうまくいくさ」
「ベストを尽くしたのだから何も気にすることはない」
「次に上手くやる方法を考えよう」
つまり部下自身に「自分は仕事ができる人間だ」という価値観、自信を付けさせるのです。
また、「なぜ失敗したのか?」と失敗に焦点を合わせず「次はうまくいく」「次に上手くいかせるためにはどうすれば良いか」と次の成功へのイメージを語ります。
私自身上記のような上司の下で苦しんだ経験は多いです。
しかしながら部下に悩まされたことはなくむしろ彼らに助けてもらっていました。
部下に対してネガティブなイメージや抑圧的な態度をとってもなんら意味はありません。
そもそも部下上司という前に一人一人の人間同士なわけであり根柢の部分で相手を尊敬出来なければ人はついていきません。
言葉は強い力を持っています。
若手や新卒で批判、叱責ばかりな上司と当たってしまうと辛いですがあなたが仕事が出来ないわけではありません。
なるべく聞き流して下さい。
企業全体がそういった雰囲気であれば転職をおすすめします。