何かをやりたいという意欲はどこからくるのか

私にはそろそろ90になろうかという祖父がいます。

 

若いころからよく働き、同時に様々な趣味を持っていました。

 

さすがに90近くなってきたので最近はあまり活動的ではないようです(田舎に別荘を買い夫婦で隠居中)。

 

そんな祖父が久々に息子や孫の元に帰ってきました。

 

夕食を一緒にしていてもさすがに口数が少なく、体力も落ちてきているようで外出も結構疲れる様子。

 

そんな中、家族が「どこか行きたい所はない?車で連れて行ってあげる」と提案しました。

 

祖父はそこまで興味を示しませんでしたが、「富士山」というワードに反応しました。

 

祖父は写真が好きで、自宅に暗室を作るほどのこだわりようでした。

 

若いころに朝夜明け前に起きては車で富士山の麓の湖に行き、写真を撮っていたそうなのです。

 

「じゃあ富士山に連れて行くね。何時に出発しようか?」

 

私がこう尋ねると

 

「日の出と富士山の写真が撮りたいから朝3時ごろに出発したい」

 

驚きました。

 

もう人生で色々な事をやり尽くし、身体も弱ってきている祖父でしたが

 

「富士山の写真を撮りたい」

 

ということに対しての強烈な意欲を感じたのです。

 

朝起きれなかったら起こしてねと祖父が言いましたが、早朝3時になった瞬間に私が起こされました(起こされた10秒後に目覚ましが鳴りました)。

 

その後富士山に到着して

こんな写真を撮りました。

 

今回の出来事で

 

人の意欲はどこから湧いてくるのだろうと不思議に思いました。

 

同時にこの意欲を大事にすることが生きるうえで大切なのではないか?とも考えました。

 

この「やりたいことをやりたい」というパワーを活用して生きること。

 

このパワーを様々なことに使えればどうでしょう?

 

自分がやりたいからやっている仕事。

自分がやりたいからやっている遊び。

自分がやりたいからやっている恋愛。

自分がやりたいからやっている子育て。

 

なにをやるにしても、自分のやりたいという意欲を感じることが必要なのではないでしょうか。

 

やりたいことで人生を埋め尽くせばやりたくないことをやっている暇はないというマインドになります。

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