世の中の価値観の1つとして以下のようなものがあります。
「我慢は偉い」
「嫌だと言わずに行うことは尊い」
「嫌な事でも我慢して出来る人が素晴らしい」
上記のような価値観では成功できません。
嫌なことを嫌だと思い、我慢をしない勇気が成功には必要なのです。
旧来の日本の価値観や学校教育では嫌な事を嫌だと思う事や我慢をしないという事はダメなことだと教えます。
一般的な教育を受けてきた日本人であれば少しくらい嫌な事があってもそれを我慢できるというスキルが身についてしまっているのではないでしょうか?
私自身そうでした。先生の言うことを素直に聞き入れ、週5で学校に行くのは嫌だけどそれが当たり前だから学校に行く。皆で体育をするのが嫌な人もいたでしょう。大繩で飛ぶことが苦手なのに皆で出来るようになることが素晴らしいからと嫌々練習をさせる。
学校という場所は1つの価値観の中で思考停止し、それに従う人間を生産する場所です。世界最初の学校が作られた目的は良質な工場労働者を生産することでした。決まったとおりに決まった場所に行き、決まった時間に休憩を取り昼食を食べる。休みは週に何日ですと決まっています。
現在の学校教育もやはり工場労働者を生産するための教育から変わっていません。
学校教育や学校教育を受けてきた親からの教育で怖いのは嫌な事を行うことが当たり前のことだと思う事、我慢を当たり前の事だと思うことです。
生まれたら幼稚園に行き、学校に行き、会社で働く。一体どこの誰がそれを望んだのでしょう?
生まれた瞬間の赤ちゃんが「オギャー、学校に行きたい、会社に行きたい!」
などと思うでしょうか?思いません。社会からの価値観の刷り込みを受けた結果が今の私達なのです。
自分の人生をより良く生きていきために必要なことは
・我慢を一切しないこと
・嫌な気持ちを大事にし、嫌なことは一切やらないこと
です。
意外と気付かないのですが、小さな我慢や小さな嫌な事は意外としてしまいます。この小さな我慢や嫌な事でさえしてはいけません、なぜなら小さな我慢が大きな我慢に繋がるからです。
「今はつらいけど我慢していればいつかは報われる」
「我慢して努力していればいつか成功する」
上記のような考え方では時間と自分の精神を浪費するだけです。最初の我慢をしたことでさらに大きな我慢を必要とする出来事が発生するのです。
それに加えて、ちょっと嫌だけどそんなに嫌じゃないからそれをやるという行為によって他の道が閉ざされるからです。
少しでも嫌なことはやらないと決めれば自ずと自分の時間の使い方が変わります。
自分のやりたいことだけ、自分の目指す方向に向かうためだけに時間を使えるのです。これは大きいです。成功するためには何をやるかではなく何をやらないかが重要なのです。
そこそこうまく行っている事業、ちょっと嫌だけどそこそこ稼げるから行う事業。これらに対する嫌だという気持ちを大事にしたときに次の道が見えてきます。
嫌だと思うことは現状からの逃げではなくより良い方向、理想へ向かうためには不可欠です。
週5で会社に行くのが嫌ならその嫌という気持ちを認めましょう。
毎日満員電車に乗るのが嫌ならその気持ちを認めましょう。
時給で働くのが嫌ならその気持ちを認めましょう。
場所に囚われるのが嫌ならその気持ちを認めましょう。
嫌だというその気持ちによって理想は手に入るのです。自分の心の声を大事にしましょう。
我慢や努力、嫌な事をしないほうが人生はうまく行きます。一生我慢して最後に後悔する人生。そんなものは嫌なのです。最後は人間みんな塵になります。